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上方浮世絵館

上方浮世絵の美術館
設計デザイン&総合デザイン
大阪市難波
法善寺門前 2001年開館

夜の為につくられたのか、電飾が入り組み、我も我もと叫び続ける街.
その雑踏の片隅に羽を休めるオアシス、優しく柔らかい異空間を造る.

 


 限られた空間の中でその存在をアピールする。周囲の無表情なビルに対し決定的な 印象を与える。そのイメージは大きく、優しく、美しい建築物であるこ。
 サインが乱立し建物自体の存在が消されている中で、その建物全体が大きなサインとなり、 新たなインパクトを与えることができる。
 角を取り建物全体を一つの塊として見せる、縦のラインを 強調することにより、より高さを感じさせる。また壁面をアール(曲面)にし それが連続する形は柔らかく脹らむバルーン(気球)をイメージし、建物に浮力を与え、 重厚感を取り除く。
  4F以上の階は斜線制限の為かなりの容積が削られる。下からのラインを壊さず、 建物全体の方向性を南に定め、北から南に向けて緩やかなラインで全体の形を閉じる。

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